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コザまちディスコグラフィー Ronnie Fray Capersの「ROAD TO NOMINEWEE」

Selected by Keng-Shing
音楽雑貨団体、「問答会」会員
沖縄産レコード・レーベル
「Tropic night record」メンバー

 今回紹介する一枚は、Ronnie Fray Capersの「ROAD TO NOMINEWEE」です。 この曲は1960年後半頃、ジュークボックスや、米軍のラジオで頻繁にかかっていた曲です。 曲の内容は、那覇の波の上での思い出を歌った「波の上慕情」的な、外国人が歌う沖縄のご当地ソングなのですが、巷では、ほとんど見かけないレコードです。 この曲を作ったロニー・フレイさんは、1967年にツアーで来沖した際、波の上で過ごした時間を想い故郷のカナダに帰ってから、1968年にアルバム「Why Not」の中の一曲にしました。 そして、この年に再び沖縄を訪れた際、ラジオやジュークボックスから、自分の曲が流れていてビックリしたそうです。

海賊盤のドーナツ盤が出回り、それがヒットしたらしいのですが、アルバムとドーナツ盤を見比べてみると、タイトルのスペルが違う事から海賊盤はエアチェックかテープ等から制作した物かもしれないです。 それから月日が経ち1998年頃に「やちむん」というバンドが、波の上にあったステーキ・ハウスのジュークボックスでこの曲を聴いて「ロード・トゥ・ナミノウエ」という曲を作っています。「ROAD TO NOMINEWEE」から「ROAD TO NAMANUI」そして「ロード・トゥ・ナミノウエ」と出世魚のようなレコードです。

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