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Music Town Cinema

ミュージックタウン・シネマ

対峙

高校銃乱射事件で共に息子を失った家族。
被害者家族と加害者家族による対話。
アメリカの高校で、生徒による銃乱射事件が勃発。多くの同級生が殺され、犯人の少年も校内で自ら命を絶った。それから6年、いまだ息子の死を受け入れられないジェイとゲイルの夫妻は、事件の背景にどういう真実があったのか、何か予兆があったのではないかという思いを募らせていた。
夫妻は、セラピストの勧めで、加害者の両親と会って話をする機会を得る。場所は教会の奥の小さな個室、立会人は無し。「お元気ですか?」と、古い知り合い同士のような挨拶をぎこちなく交わす 4 人。そして遂に、ゲイルの「息子さんについて何もかも話してください」という言葉を合図に、誰も結末が予測できない対話が幕を開ける…。
英国アカデミー賞をはじめ各国の映画賞81部⾨でノミネート、釜⼭国際映画祭フラッシュフォワード部⾨観客賞をはじめ43映画賞を受賞。映画批評サイトRotten Tomatoesでは、批評家 95%・観客 90%を叩き出し、⼤絶賛された注⽬の衝撃作!

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犯罪に直面した被害者 / 加害者家族が抱くリアルな想いとは。
アメリカでの銃乱射事件のニュースは後を立ちません。その度に被害者と加害者が生まれているわけですが、私たちはその裏側で起きる近親者たちの精神的な動揺や小さな地域コミュニティに及ぼす影響について知る機会はほぼありません。

幼い娘を持つ、フラン・クランツ監督は、2018年にパークランドの⾼校で起きた銃乱射事件のニュースで泣きながらインタビューに答える⽗兄の⾔葉に激しく動揺し、学校内銃撃事件について深く掘り下げるようになります。そして、様々な報告書を読むうちに、銃撃犯の両親と犠牲者の両親との会談に関する記述に出会いました。
本作は、4⼈の会話だけで、それぞれの息⼦の成⻑から過ごしてきた⻘春の⽇々、家族との関係、さらには銃乱射事件の現場の状況までが、まるですぐ側で⽬撃しているかのように五感を震わせるように伝わってきます。そのリアルな臨場感は、監督の緻密で⼊念なリサーチによる賜物です。

日本でも日々多くの犯罪が起きていて、そこには被害者と加害者が存在します。事件が起こるとそれまでの平穏な日常は一変してしまいます。この作品に登場する二組の両親の姿は、実は私たちの目の前の日常からそう遠くないところにあるものかもしれません。

(C)2020 7 ECCLES STREET LLC

公開日
2023年4月1日
作品情報
2021年/111分/G/アメリカ
監督
フラン・クランツ
キャスト
リード・バーニー/アン・ダウド/ジェイソン・アイザックス/マーサ・プリンプトン
公式サイト
https://transformer.co.jp/m/taiji/

上映スケジュール

4/1(土)2日(日)16:00
4/3(月)-4(火)15:45
4/5(水)休映
4/6(木)-11(火)15:45
4/12(水)休映
4/13(木)-14(金)15:45
4/15(土)-16(日)休映
4/17(月)-18(火)15:45
4/19(水)休映
4/20(木)15:45
4/21(金)休映
4/22(土)15:45
4/23(日)休映
4/24(月)-25(火)13:30
4/26(水)休映
4/27(木)13:30
4/28(金)11:00
4/29(土)休映
4/30(日)11:00
5/1(月)以降の上映は調整中

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